空調

本社ビル改装の結果、CO2の年間排出量は55%(5,000トン)削減される見込みです。これは、年間1万2,000キロ走行する自動車3,700台分に相当します。ドイツの建物には最近、「ドイツ・エネルギー・パス」と呼ばれる規制が導入されましたが、これはその観点からみても素晴らしい成果と言えます。

換気

電動開閉式の窓を利用した自然換気(ブリージング・ファサード(呼吸する外壁))や天井冷却システム、躯体蓄熱を併用することで、空調効率が大きく改善し、これは快適な職場環境にも繋がります。さらに、天井の高さを従来の2.65メートルから3.00メートルに上げ、省スペース技術と卓越したビル環境制御を導入することで、室内環境の大幅な改善が期待されます。室内の空気は、廊下の低い天井に設置された換気口を通じて放出されます。



断熱性の向上

高性能ガラスにより、夏には外部侵入熱は35%減少し、冬には外部放出熱が65%減少します。さらに、屋上の緑化装置の性能を上げることで、ヒートアイランド現象を50%削減します。



地域暖房に接続

ドイツ銀行は地域暖房(district heating)を活用しています。いわゆる熱電併給システム(CHP)によって、発電の副産物として熱エネルギーを生み出し、特殊なパイプラインに高温水蒸気を流すことで屋内暖房を行っています。地域暖房は一次エネルギー資源使用量が通常の暖房と比べて格段に低く、それゆえに汚染物質の排出量も大きく削減されます。しかも、この地域暖房はエネルギー源の90%がCHPなので、エコロジーの観点からも、非常に効果的なシステムだといえます。


暖房と換気システムの効果的利用

地域暖房(district heating)の活用により、屋内で独自に暖房装置を動かす必要はなくなります。また、気流を抑制するとともにエネルギー効率の高い熱回収システムを活用することで、エネルギー消費を最小限に抑えます。熱回収効率は75%以上に達し、換気に必要なエネルギーも60%削減されます。


建築家


マリオ・ベッリーニ(Mario Bellini)氏は、建築家・批評家として国際的に高く評価されているだけでなく、工業デザインの巨匠でもあります。1935年、ミラノ生まれ。

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最終更新日: 2011年6月27日
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