2019/12/10

ECBがドイツ銀行の自己資本要件を引き下げ

欧州中央銀行(ECB)は、ドイツ銀行(銘柄コードXETRA:DBKGn.DE / NYSE:DB)の普通株式等 Tier 1(CET1)資本比率要件を、2020年1月1日より、11.84%から11.59%に引き下げることとしました。この決定は、2016年の検証・評価プロセス(Supervisory Review and Evaluation Process(SREP))による最初の評価以降の当行の施策の進展を認めるものであり、2019年のSREPを受けたものです。今回の引き下げは、全体としてECBの「第二の柱」の要件が2020年1月1日を発効日として2.75%から2.50%へ引き下げられたことに伴うものです。

自己資本要件の引き下げにより、当行が最大分配可能額(Maximum Distributable Amount(MDA))を算出する際に超えてはならない水準が引き下げられます。MDAは、配当の形態によるCET1資本に関する分配、新たな変動報酬およびその他Tier 1資本商品保有者へのクーポン支払いに対する制限を設定するために使用されます。

チーフ・フィナンシャル・オフィサーであるイェームス・フォン・モルトケは、次のように述べています。「当行は、ECBによる当行の自己資本要件の引き下げ決定を歓迎します。これは、当行が行ってきた施策の進展、保守的なバランスシート管理のために継続中の取り組みや厳格な内部統制を反映したものです。当行の現在のCET1資本比率は要件を十分に上回っており、当行は改革戦略の実施期間を通じて健全な自己資本水準を維持していきます。」

2020年1月1日に発効する当行のCET1資本比率要件は、第一の柱の最低要件(4.50%)、今回2.75%から引き下げられた第二の柱の要件(2.50%)、資本保全バッファー(2.50%)、銀行固有のカウンターシクリカル・バッファー(0.09%、2020年1月からに関する現行の予想値)およびグローバルなシステム上重要な金融機関(Global Systemically Important Bank(G-SIB))に指定されているため当行に課される要件(2.00%、2017年12月現在のデータに基づく当行のG-SIBスコアを反映した値)により構成されています。

ECBは、その他の自己資本の定義項目についても新たな最低要件を設定しました。当行については、2020年のTier 1資本比率要件(13.09%)および総自己資本比率要件(15.09%)が設定されています。すべての要件は、段階的導入ベースで適用されます。なお、当行の直近の報告(すべて2019年9月30日現在)では、段階的導入による連結ベースの自己資本比率は、CET1資本比率が13.99%、Tier 1資本比率が15.62%、総自己資本比率が17.40%でした。





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最終更新日: 2019年12月12日
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