2008/01/22

ドイツ銀行AG、排出権取引のカストディー/クリアリング/セトルメントサービスを開始

ドイツ銀行AGは本日、排出権取引のカストディー(権利保管)、クリアリング(決済)、セトルメント(清算)サービスの提供を開始した旨を公表しました。これにより当行では、投資家やその他排出権市場参加者間の取引を円滑化するとともに、統一したカストディーやセーフキーピング・サービスを提供します。対象とする排出権は、欧州排出権取引制度ならびに京都議定書に基づいたクリーン開発メカニズムによるものです。

当該サービスにより、エネルギー/事業会社、金融機関、その他排出権取引参加者は、以下のような大きな恩恵を受けることが可能になります。

  • セトルメントリスクの大幅減少。現在は、排出権取引と同時に現金決済が行なわれている。
  • セトルメントプロセスに対する投資家ならびにトレーダーの負担軽減。
  • 複数の通貨・市場に渡る取引を単一のプラットフォームで処理することによるセトルメントの迅速化。
  • 欧州排出権取引制度(第17条、リスク)のもとでは、顧客が本拠を置く国以外への排出権の移行には制限が設けられているが、顧客の保有高を確認し、異なる国の排出権“登録”を活用することでこうした制限を管理(緩和)。
  • カストディー、クリアリング、セトルメントの各種サービスを提供することによる、従来の資産クラスと同様の包括的な取引処理。


ドイツ銀行AGは、ロンドンで既に実績を有している保管・決済センターの基盤を活用することにより、この度のサービスを提供します。現在、保管・決済センターでは、ロンドン短期金融商品のカストディー、クリアリング、セトルメントサービスを提供しており、また、欧州最大の国際証券集中保管機関や、米国最大の保管機関ならびにロンドン金属取引所に対してセーフキーピング・サービスも提供しています。従って、この度の排出権取引に対する新たなサービスは、既に確立したシステムやプロセスを活用し、経験豊かなスタッフによって運営されることになります。

ドイツ銀行の法人信託/キャッシュ・マネジメント(金融機関)グローバル統括責任者を務めるディンカー・ジェトレーは次のように述べています。「当行は、排出権や関連商品の保有ならびにトレーディングを効率的に、しかもリスクを抑制して行なっています。この度、統一した基盤のもとで専門的なサービスを提供することで、排出権市場の活性化と当該取引の大幅な拡大に繋がるものと確信しています。」
グローバルな排出権取引市場は、世界的な温暖化ガス削減を目指して、参加国に削減目標を設定した京都議定書の批准を受けて設立されました。欧州連合は、二酸化炭素の削減を目指した京都議定書の原則に則り、独自の排出権取引システムを保有しています。





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最終更新日: 2011年6月13日
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