私はもともと金融業界と全く縁の無い理系の一学生でした。そんな私が、この業界で働きたいと思ったきっかけはリーマンショックでした。リーマンショック直前に株のトレーディングを始めたのですが、毎日マーケットが乱高下し世界が変化していく様子を目の当たりにする中で、金融業界を通じて世界をもっと知りたいと漠然と思うようになりました。
ドイツ証券株式会社に入社するきっかけになったのは、サマーエクスペリエンスという3日間のインターンシップでした。デスクローテーションという、グローバル・マーケッツ統括本部内の各部署を学生が回り実際の職場を見学し、社員と話すことができるチャンスを通して、ドイツ証券株式会社が自分にとって働きやすい環境と思えたため入社を決意しました。また、採用プロセス中の面接で多くの社員の人と話をする機会があり、入社後に自分がどのように働くかイメージを持てたことも、入社を後押ししたと思います。
私は現在、グローバル・マーケッツ統括本部に所属しており、金利スワップという商品のトレーディングを担当しています。日々の仕事は、国内および海外の投資家からのリクエストに対してプライスを提示することでマーケットメイクを行うこと、またそのリスク管理をすることで会社に収益を上げることです。マーケットは全く同じ動きをすることがないため、それに常に対応していくことが、面白くもあり、また一番チャレンジングな部分でもあります。
また、ドイツ銀行グループは世界中でビジネスを行っているため、日常生活では関わることのなかったであろう人々と関わることができ、世界とのつながりを感じられるところもこの仕事の醍醐味です。特に、入社1年目に参加する海外研修では、世界中のオフィスから同期が集まり、グローバルなネットワークを作ることができました。そのときに知り合った同期とは、いまだにお互いの見ているマーケットについて情報交換をすることがあるのですが、長期間研修を一緒に受けた仲なので聞きやすく、研修の時に築いたネットワークは仕事をする上で役立っていると日々感じています。
入社直後は、早く一人前になりたい一心で休日も勉強したり、仕事のことを意識することも多かったのですが、最近は出来るだけ仕事について考えずにリフレッシュすることを心がけています。常に緊張感を強いられる仕事でストレスを感じることもあるため、それをいかに解消するかも重要だと思います。学生時代から続けているテニスをしたり、友人と飲んだり、翌週から新たな気持ちで働けるように心がけています。