米国の大学でComputer Information Systemsを専攻、大学院にてMBAを取得後、ニューヨークでは四大監査法人にてリスク管理コンサルタントとして勤務しておりました。様々な企業でお仕事をさせていただくうちに、外部からコンサルタントとしてではなく、より深いレベルで社内の問題解決に取り組みたいと思うようになり、帰国を機に2012年ドイツ銀行グループに入社しました。面接を受けた時点で既にお会いした方々のスピード感と判断力に驚き、このような優秀な方達の中でやっていけるのかと不安になったのを覚えています。英語、日本語ともに瞬時にベストな回答をする瞬発力と柔軟性が問われたように思います。
中途採用でしたので、入社後の数年は主にOJTでできるだけ周りの方々のお話を聞き、質の高い結果をきちんと締め切りまでに出すということを心がけていました。現在でも忙しい中時間を裂いて丁寧に教えてくださる方ばかりで、ドイツ銀行グループの良い社風が現れていると感じます。学ぶことが尽きない環境の中で、成長できるか否かは正に自分次第であると肝に銘じています。
情報技術統括部ではシステムガバナンスを担当しており、様々なITリスクを管理しています。法令順守、およびシステム障害を防ぎお客様への影響を最小限に留めるため、どのようなガバナンスを行っていくかが業務内容となります。ITリスク管理はIT部署内で完結する仕事ではなく、他部署やグローバル、リージョナルとの連携がとても大切になってきます。監査対応も大きな業務のひとつであるため、様々な質問を的確に理解し、国内外問わず適切な人材に迅速に振り分け、正確な情報を収集し回答する、この作業をごく限られた時間で大量に行うことが要求されます。英語、日本語ともに相手を如何に理解し、こちらを理解してもらうか、どのようにコミュニケーションを取れば相手が行動できるか、どのようにすれば皆にとって出来るだけ効率的にゴールに辿り着けるか、等が主な試練となります。克服するために常に新しい知識を取り入れ、協力してくれる様々なチームが迷わず必要な行動を取れるよう、自分の責任で判断を下し、リーダーシップを発揮するよう心がけています。
これまでに2度産休を取得し、普段の生活はほぼ子供2人の世話に終始していますが、ドイツ銀行グループでは子育てや家族に対する様々なサポートが用意されており、仕事を犠牲にすることなく子供たちとの時間を確保できるよう、フレキシブルな働き方をさせていただいています。また社内では職場の女性のキャリアや環境、ダイバーシティを推進するdbWomanというネットワークの運営委員会メンバーとして、様々な活動を行っております。毎年3月8日には国際女性デーにちなんでのイベント・ボランティアや、仕事と育児を両立しやすい環境を目指してイクメンアワードを企画、開催しております。